Hole 1 Hole 2 Hole 3 Hole 4 Hole 5 Hole 6 Hole 7 Hole 8 Hole 9 Hole 10 Hole 11 Hole 12 Hole 13 Hole 14 Hole 15 Hole 16 Hole 17 Hole 18
Hole3
Par 4
Distance 350y
Name Flowering Peach
2018 Eagles Birdies Pars Bogeys 2x Bogeys Other Avg Rank
R1
0 9 63 15 0 0 4.069 12
R2
0 30 48 9 0 0 3.759 17
R3
0 8 39 6 0 0 3.962 10
R4
0 11 34 8 0 0 3.943 10
Historical Average: 4.08 Historical Rank: 14
Augustaの各ホールはゴルフクラブの進化や選手の進化と共に距離を伸ばしたりフェアウェイを移動したりしている。 しかしこのホールは唯一の出来た当初のオリジナルのままのホールとなる。 最初から十分に戦略性が高いホールとして仕上がっていることの証拠でもある。 とはいっても距離も短くオーガスタでは最も簡単なパー4。バーディーが狙えるホールとなる。 特にピン位置が奥の場合はかなりチャンスとなる。
ティーショット
ティーショットはほぼノープレッシャー。左のバンカーだけは気をつけたいところ。 攻め方は2つ。ドライバーで左のバンカーを超えてグリーン近くまで打つか、バンカー手前に刻んで残り100-130yから狙うか。
左のバンカーは280yで超えるので飛ばし屋にとってはプレッシャーはそんなに無い。 グリーン近くは左に傾斜していてドライバーで打っていった場合は吸い込まれるように左手前のくぼ地へ転がっていく。 各選手ここからのアプローチを練習ラウンドでたくさん練習しているはず。

刻む場合は約200-220yくらいを打つ。4Iくらいだろうか。左の一番手前のバンカーまで約220y。 バンカーを通過するあたりにマウントがある。あまり手前すぎるとブラインドでピンが見えづらくなる。 距離感が要求されるホールだけにできればピンが見える状態で打ちたいところ。
セカンドショット
ピンポジションによって狙い方が変わってくる。 右奥が一番簡単。3回に1回はバーディーが取れる。 左手前はいいセカンドショットが打てればバーディーのチャンスが出てくる。 右手前はバーディーチャンスにつけるのはかなり難しい。
このホールのグリーンの手前は傾斜が凄く少しでも手前に落ちると戻ってしまう。
グリーン手前の傾斜が凄いのがわかるだろうか。5m以上の砲台グリーンになる。 ピンが左の場合は特に正確な距離が要求される。ピンの前後5yしか落としどころが無い。 手前にショートすると50yくらい戻ってしまう。奥も傾斜があるのでキャリーで奥に行くと10y-20y奥までキックしてしまう。

Peter Hansonのショット
5y足りず50y戻ってしまう。

最終日に多い左のピンの場合は距離感が重要だ。 グリーンが左に傾斜しているのでできればフェアウェイ右サイドから狙っていきたい。 そうすればバウンド後に傾斜でピンに寄っていくことになる。 また右サイドからの方が少しだけ落としどころが長く使えるのも大きい。5y程長くなるはずだ。 グリーンは左に行くほど細長くなっているのでピンの右5yから10yくらいのところを狙っていく。 右サイドから少しドローをかけて狙っていけると理想的だ。

残り距離は100y-130yくらいが狙いやすい。 100y-110yであればワンバウンドで5y前後跳ねてバックスピンで5y戻って左へ流れていく感じ。 残りが120y-130yくらいだと5y跳ねてその場で止まる感じになる。 いずれにしてもワンバウンド目が5y跳ねるということとグリーンの左サイドは縦の距離が15yしかないことを踏まえると狙えるのは前後10yということになる。
Charl Schwartzelの完璧なショット。ピンの10yほど右サイドにドローで着弾し、バックスピンで5yほど戻ってそのままカップへ吸い込まれていく。

Roly McIlroyのセカンドショット。

タイガーのセカンドショット。5y大きかったので奥へ。
ティーショットで飛ばしてグリーンに近づくとハーフショットになり逆に難しい。Tigerでもミスすることがある。 トッププロにとってはフルスウィングできる100y-130yのほうが距離を合わせやすいだろう。 いずれにせよ5yずれると難しいパーセーブが待っている。風が強い日などは非常に距離感が難しくなる。

Jason Dayのセカンドショット。
バンカーからピンを直接狙うと手前は50y戻るし奥は難しいアプローチ。さらにこの日はフォローの風が強かったのでリスクが大きい。 ピンを狙わず右サイドのグリーンを長く使えるラインへ打ってとりあえずグリーンに乗せるというショットを選択。


ピンが右奥の時は一番簡単なピンポジションになる。 白い線のラインで狙っていくことになる。ランを使って低いランニングアプローチで寄せていける。

右手前の場合は左サイドへもっていくと少しだけ狙いやすい角度になる。 青のラインからの方が易しい。赤のラインは少し難しくなってしまう。 手前はまた戻ってきてしまうし奥も短い。基本的にはピンの左サイドを狙うのがミスしたときのダメージが少ない。 手前は戻ってしまうので絶対に避けたいと思いながら打つことになる。 結果として左奥からのバーディーパットになることが多い。このラインはめちゃくちゃ曲がるのでなかなか入れるのは難しい。
Tigerの低いランニングアプローチ
アプローチショット
左手前のピンへのアプローチ。距離は短くても前後5yしか外せないので非常にデリケートだ。

Tigerの左手前からのロブショットでのアプローチ。
1yしかないカラーに見事に落としてバーディーチャンス。

Sergio Garciaのセカンドショット。
2クッション入れてナイスアプローチ。

右サイドからのアプローチは下り傾斜になるので難しい。
Bubba Watsonのアプローチショット。
見ての通りこれだけ柔らかく打っても止まらず左サイドのカラーまでこぼれてしまう。

奥からのCabreraのアプローチ。
打ちすぎて手前の傾斜まで打ってしまって50y転がり落ちることは絶対に避けたい。その気持ちが見えるようなショット。 結局ショートしてしまう。

セカンドショットで奥に外したK.J.Choiのアプローチショット
あと5cm転がったら50y程手前へ転がってしまっていたはずだが運よくカラーで止まってナイスパー。

グリーン